このたび、専門誌「看板経営六月号 M&A特集」に弊社が紹介されましたのでご紹介致します。
ラッキー工芸は、看板の企画、設計、製作、施工、保守まで一貫対応できる体制を強みに1万件以上の物件を管理し、約30社の大手チェーン企業を顧客に抱え、時代や景気に左右されない太い根幹を築いてきました。
2020年8月、コロナ禍の真っ只中、L. TRUST GROUP代表・藪口真太郎がラッキー工芸社長に就任致しました。
会社の成長を模索する中、首都圏にさらなる拠点を構える重要性と、自社に足りない要素を「建築・内装・不動産事業」のスキルと定め、5年先を見据えた中期計画「Lucky Vision 2025」を策定致しました。
2022年4月、関東エリアでの即戦力を有し、1点物の物づくりを武器としている長野県のアートプランニングと「社員の生活を第一に考える」という理念が一致し、同年6月にM&Aがスピード成立。その結果、ラッキー工芸東京支社での対応力が圧倒的に向上しました。
また、コロナ禍の影響で売り上げを落とし、技術を次代に残す目的で売り手側としてのM&Aを計画していたアートプランニングも、安定して案件が獲得できるようになりました。
社員との心の距離を近づける為、藪口自らがアートプランニングの現場に繰り出し、社員とともに作業に従事。休憩中はランチをともにしてコミュニケーションを図りました。
仕事をともにし、約3年を経て互いの文化も浸透してきた2025年現在、アートプランニングの売り上げは順調に回復し、年内には敷地面積4,150㎡、延べ面積1,520㎡の新工場も設立予定となっています。
2022年末には都内で豊富な建築・内装の実績を誇り、多数の大手チェーンを顧客に抱える東京の建設会社、前沢工務店とM&Aを締結。強豪揃いの買い手交渉でしたが、ラッキー工芸の営業力とビジョンが評価され、締結に至りました。
前沢工務店の建築実績は競合他社との競争力を高める結果となり、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、日本料理店「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN」のブース建築を受注致しました。
アートプランニングの社員からは、ラッキー工芸と合併したことで、得意とする分野や事業方針が尊重されながら、受注量が増えたことに対応する為の設備や職場環境、勤務時間が整えられ嬉しかったこと、スタッフ間での交流により技術が向上し、全国で自身の関わった看板が活躍している事実に誇らしさを感じているという声が上がり、前沢工務店の社員からは管理ソフトや自動化システムの導入により、効率的に業務を進めることができるようになったことや、従来の建築工事だけではなく、看板取付にも従事できるようになり嬉しい、との声が挙がりました。
2018年に初めて売上30億円を超えた勢いそのままに、現在はグループ全体でその約2倍の60億円を突破し、急激な成長を続けております。
多数のクライアントを抱える営業力と福利厚生を両立させるラッキー工芸と、卓越したサイン製作技術を持つアートプランニング、建築分野で無二の実績を誇る前沢工務店の3社は今後より一層連携を強化し、互いに支え合って更なる高みを目指します。
2025年竣工予定新工場
左:大阪・関西万博に出店された日本料理店「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN
右:看板経営6月号にインタビューが記載されました